時が止まった部屋

横たわるあなたにかける言葉が

浮かばなくてつい口にした「頑張って」


充分に頑張ってるあなたなのに

「大丈夫」って唇を動かした


部屋に入ると見えた小さな笑顔

「元気だよ」ってはっきりとした声もくれた


そんな笑顔の中に一つ気づいたんだ

あなたの頬が痩せていたことを


手をさし出しながらあなたが言ってくれた「ありがとう」

握りかえしたその手は 確かに温かかった


窓の外は真冬の風 冷たい風が時を刻むように窓をたたく

重い空気が立ち込める部屋 時が過ぎるのを拒んだまま止まってる



残された悲しみとあなたの残した思い

どちらが強くて多いかはわからないけど


悲しくて悔しくて 何より申し訳なくて

わずかにあいた瞳(め)がそう言っていた


あなたが力なく手を握り繰り返す「ごめんね」

握りかえしながら言葉も出ず首を振りつづける


窓の外は真冬の風 冷たい風が時を刻むように窓をたたく

重い空気が立ち込める部屋 時が過ぎるのを拒んだまま止まってる