土色の街

飛行機から見た海が

変わらない青さで目の前に広がってたから

窓から見えた街だけが

止まって動かないのが不思議だったんだ


僕の住んでるとこから遠い街

その隔たりは距離だけなんだろうか

積み重ねた時間を一気に

流された時にあなたはいったい何を思ったのだろう


そんな事さえ気づかなかった僕は

知らず知らず土色の街から目をそらしてしまう


そこから逃げる事ができないあなたに

かける言葉探すだけの自分がもどかしい



テレビからの風景は

身の毛がよだつ自然の姿だったけど

あなたの大事な暮らしが

跡形もないとは思いたくなかったんだ


だから不思議だった土色の街

暮らしの色が残ってると勝手に願ってた

誰もが目を覆うばかりの世界から

背けない時に僕ならいったい何ができるだろう


人は確かに無力なのかもしれない

途方もない道だけど歩くあなたがまぶしい


照らす陽がいつかこの街をあたたかく

新しい色に染める事を信じてる